インクが素材に密着しません。

  • UVインクは素材や表面処理との相性で硬化/密着しにくいことがあります。
    下記の方法をお試しください。

1. 環境温度を上げてください 
  低温環境下ではインクが硬化しづらく、密着もしづらい傾向があります。
  環境温度は20~35℃を推奨します。

 【UJV-160 をご使用の場合】
  ロールtoロールのUVプリンタでプリントする場合はプラテンヒータを使用すると
  より硬化/密着しやすくなります。
  ただし、温度設定を高くし過ぎますとメディアが熱によって波打ちますので、
  メディアに合った温度設定でご使用ください。

2. UVランプのガラス面が汚れていると照度が落ちます
  各プリンタの日常のお手入れに従って、UVランプガラス面の清掃を行なってください。

3. プリント後にUV光を照射してください
  弊社のUVプリンタには、プリントを行なわずにUV光のみを照射できる機能が実装されています。
  プリント後に硬化・密着が悪い場合はプリントなしで再度UV光の照射を行なってください。
  UV光のみ照射する設定については、各プリンタのマニュアルをご参照ください。

4. 積算のUV照射量を上げる為に、Pass数を増やす、単方向標準速印字にする、
  インクリミットを下げるなどしてください
  RIPソフトでPass数、印刷方向、インクリミットが設定できます。

5. UVランプの光量の設定を確認してください
  プリンタ本体またはRIPソフトでUVランプの光量を設定できます。

6. メディアの表面処理をしてください
 (1)メディア表面の汚れを除去
   ・ホコリや指紋が付いていると密着性が低下しますので、メディア表面をエタノール、
    IPA(イソプロピルアルコール)等を用いて、表面に付着している目視確認できない汚れを
    洗浄してください。
    保護フィルムが付いているメディアでも、保護フィルムの糊剤がメディア表面に付いている
    場合がありますので洗浄をお勧めします。

 (2)プライマーの塗布
   ・弊社プライマーや市販プライマーの使用をご検討ください。
    プライマーとは、プリント表面の接着性を向上させるために塗布する液体で、接着剤の役割をします。

    ※弊社の各種プライマーについては「Q.プライマーについて教えてください」をご参照ください。
    ※弊社プライマーとプリンタの対応については、必ず事前にプリンタの仕様をご確認ください。

 (3)その他
   ・「易接着処理」をご検討ください。
    「易接着処理」とは、印刷インクが乗りやすい様に、プラズマやコート等の、表面処理をすることです。
   ・プラズマ処理等の表面改質をご検討ください。


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