RIPソフトの使いやすさ、出力スピードの速さはどこにも負けない:有限会社美工様

課題
改善
より理想的なプリントに近づける機械が欲しい
JV330の導入でより鮮やかなプリントが可能に。RIPソフトや保守、メディアチェンジャーにも満足。

導入した製品

JV330-130」を導入いただいている有限会社美工様の事例が、サイン・ディスプレイ業界情報誌『POPEYE』 No. 266(2023年8月号)に掲載されました。

以下に掲載された記事を原文のままご紹介いたします。


「細部まで調整できるRIPの使いやすさは格別。出力が高速で予備機の出番がありません」


ゼネラルマネージャーの北山氏

ゼネラルマネージャーの北山氏


― 御社について教えて下さい


当社は、美術館や展示会、イベントなどで使用する短期グラフィックをメインに出力しています。それに付随したカッティングの仕事も請けています。

現在、社長である小熊と私の2人で業務を行っています。それぞれが出力機を持って運用しており、社長が美術館・博物館のグラフィック、私が展示会やイベント、店内POP、サインと、役割分担しています。

私は水性顔料の時代から、20年以上インクジェット出力に携わっていますが、今使用しているプリンターが、Mimakiのエコソルプリンタ「JV300」とUVインクの「UCJV300」、そして約1年前に導入した最新機種である「JV330-130」の3台です。


出力を見守る北山氏

出力を見守る北山氏


― Mimaki製品ばかりですね


今までいろいろなメーカーのプリンターを使用してきました。入れ替え、増設の度にその時々の最新機種を見て検討するんですが、気づいてみるとMimaki製品に落ち着いていることが多いです(笑)。

理由はいろいろありますが、まず使い慣れていること。私はそれこそ「JV2-130」とか「JV4-130」からのユーザーで、RIPを使い込んでいます。MimakiのRIP「RasterLink」は、自分でカスタムしやすいんですよ。細かい指定も可能で、細部まで自由に調整できます。

あとはサポートですね。インクジェットプリンタは生産稼動率が高く、サービスを呼ぶケースが時折あります。とにかくMimakiのレスポンスは圧倒的に速い。これは昔から一貫しており、安心感が違います。

― 「JV330」導入の経緯は?

当時使用していた水性顔料プリンターが調子悪く、保守も切れていたのでそろそろ入れ替えかと考えていました。ちょうどその頃「330」シリーズが出ると話を聞き、どんな感じか気になっていました。

評判の良い他社プリンターも検討しましたが、「JV330」の実機を見て、やっぱり私はこっちかなって(笑)。


JV330-130

JV330-130


― 運用から1年が経ちました


ようやく最近、いろいろな点で落ち着いてきたかなと実感しています。どのメーカーのプリンターもそうなんですが、最新機種は運用開始時に思わぬトラブルが発生することがあります。その都度サポートに連絡しなければならないんですが、Mimakiの営業担当の方が、「直接私に連絡していいですよ」と言ってくれて。お陰で、すぐに対応してもらうことができました。

使ってみて最初の感想は、「速い!」ですね。予備機として「JV300」を残していますが、ほとんど出番がない(笑)。うちの仕事は、至近で見られる出力物がメインのため、メーカーが推奨している設定より、低速でプリントするケースが多いです。そのため、かなり時間がかかっていたんですが、「JV330」は私の設定でもずいぶん速く、作業効率がグッと上がりました。

発色もオレンジインクがあるためか、非常に鮮やかです。でも、最近どのメーカーのプリンタも「鮮やかさ」を重視しすぎている気がします。そんな要望も確かにありますが、私がお客さんによく言われるのは、「モニターと同じに出力してね」です。その点「JV330」はRIPで細部まで調整できるので、その要望に応えられます。


データはRIP上で細かにカスタマイズするケースが多いという

データはRIP上で細かにカスタマイズするケースが多いという


― 付加価値機能はいかがですか?


「メディアチェンジャー」は良いですね。3種のメディアを取付けられるので、重宝しています。50m巻きの塩ビメディアとかはすごく重いし、当社の設置スペースが狭いので、いくつか付けっぱなしにしていられるのはメディア保管スペース的にも助かります。

― 今後の展開について

ずっとこのサイン業界で仕事をしてきましたが、時代時代でいろいろな変化があります。出力機の進化もその一つで、まずは「乗り遅れないようにする」ことを社長とよく話しています。

成果物の変化も顕著です。例えば当社のメイン仕事の一つである美術館や大きい個展などで使われる説明パネルは、映像装置に置き換えが進んでいる。他分野の仕事を獲得するのか、映像に対応するのか、企業として様々な選択肢を考えなければいけません。

ミマキエンジニアリングさんには期待しています。かつて水性顔料プリンターを使っていた頃は、溶剤インクがここまで画質が良くなり、用途が拡大するとは思ってもいませんでした。これから先、どのような進化した製品を我々業界に提案してくれるのか。苦労はあるかと思いますが、楽しみにしています。


企業・団体プロフィール

  • 名称有限会社 美工
  • 業種インクジェット出力施工、マーキングフィルム製作施工、Tシャツ印刷…他
  • 住所東京都荒川区南千住7-6-1
  • 電話番号03-3801-7167
  • URLhttps://companylimited-bikou.studio.site/

導入した製品

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